来週の外為市場はドル方向感探り荒い値動きか、FOMC議事録などに注目
[東京 16日 ロイター] 来週の外為市場でも、主要通貨は方向感を探りつつ荒い値動きとなりそうだ。ドルは21日に公開される4月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録、ユーロは20日の5月独景気期待指数や21日の5月独IFO業況指数が手掛かりとして関心を集めている。
各国の株価や金利、原油など他市場の値動きも、マネーフローの行方を見極める観点から引き続き注目材料となりそうだ。
予想レンジはドル/円が103.00―106.00円、ユーロ/ドルが1.5300―1.5700ドル。
<FOMC議事録でFRBの姿勢見極め>
米連邦準備理事会(FRB)が前月30日に開催したFOMCでは、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.25%ポイント引き下げ2.00%にすることを決定。声明文から「成長への下振れリスクは引き続き存在(downside risks to growth remain)」と、必要に応じて「タイムリーに(in a timely manner)」行動するとの文言を削除した。発表後の市場では、市場の想定ほど利下げ打ち止めを明確に示唆していないとの見方からドルが乱高下したが、2人の連銀総裁が反対票を投じた利下げへの過程が明らかになることで、FRBのスタンスを見極める手掛かりになるとの声が出ている。
<欧指標で見方分かれるユーロの行方を占う>
独で発表される指標は、ユーロの行方を見極める手掛かりとなる。欧州連合(EU)統計局が15日に発表した第1・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)は前期比プラス0.7%、前年比プラス2.2%と、事前予想の前期比プラス0.5%、前年比プラス1.9%を上回ったが、市場では第2四半期以降のユーロ圏景気の減速を予想する声も増えている。インフレ懸念が高まる中、欧州中央銀行(ECB)の舵取りは一段と難しい局面にあるだけに、今回の独指標は「いつもより重要」(外銀)という。市場ではユーロ相場の見通しが割れた状態で、ユーロの値動きが大きくなれば、ドルや円など他通貨にも影響を及ぼす可能性もある。
<株価や原油相場の行方も為替相場の手掛かり> 続く...












