4月貿易黒字は予想大きく下回る、原材料価格高騰による輸入増が影響
[東京 22日 ロイター] 財務省が22日午前8時50分に発表した4月の貿易統計速報によると、貿易黒字額は前年比46.3%減の4850億円で、2カ月連続の減少となった。4月の輸出は前年比4.0%増、輸入は同11.9%増だった。
対米黒字は同11.5%減、対中国輸出は同14.1%増だった。ロイターが民間調査機関を対象に行った調査では、貿易収支の予測中央値は前年比マイナス19.7%の7250億円程度の黒字で、発表数値は予想を大きく下回った。
予想を下回ったのは、輸入の伸びが原材料価格高騰の影響で、市場予想(プラス6.4%)を大きく上回ったためだ。
輸入の内訳をみると、原粗油が55.0%増、液化天然ガスが65.8%増だったが、価格高騰が影響した。輸入原油単価はキロリットルあたり6万3746円で前年比40.8%上昇(1バレルあたりは同65.4%上昇の100.7ドル)だった。
また石炭も輸入数量は25.4%増だが、価額ベースでは51.1%増で、価格高騰が大きく影響した。
一方、輸出は自動車(EU、中国向けなど)、船舶が押し上げに寄与したが、2カ月連続で5%未満の伸びにとどまった。半導体等電子部品、二輪自動車などが押し下げに貢献した。
輸出額の伸びが、輸出数量の伸び(前年比9.9%増)を下回るなど、為替円高の影響もみられた。輸出額、輸入額ともに4月としては過去最高となった。
地域別にみると米国向け輸出が前年比マイナス9.1%と8カ月連続減だった。EU向け輸出はプラス1.3%と、2005年10月(同マイナス0.6%)以来の低い伸びとなったが、昨年4月に二輪自動車の輸出の伸びが大きかったことの反動がでたという。 続く...















