JFEスチールが鋼管の強度試験の一部を省略、データを捏造
[東京 22日 ロイター] JFEホールディングス(5411.T: 株価, ニュース, レポート)傘下のJFEスチール(東京都千代田区)は22日、石油パイプラインなどに使う「UOE鋼管」製造の際に行う強度試験の一部を省略、データを捏造(ねつぞう)していたことを明らかにした。広報担当者がロイターに述べた。
アメリカ石油協会(API)規格に沿って鋼管を製造する場合、水圧検査と超音波探傷検査もしくはX線検査という2つの検査を実施。傷が見つかった場合、補修を施し、再度2つの検査を実施することになっている。JFEスチールの東日本製鉄所千葉溶接管工場では、このうち、補修後の水圧検査を省略し、過去のデータなどを参考にしてデータを捏造していた。書類の保管期限である過去5年にAPI規格で製造された約18万9000本のうち、再検査対象の2457本で行われていた。
どの規格で製造するかは、顧客との契約による。API規格による鋼管は、国内3社、海外で38社に向けて出荷されていた。同社では「品質上問題はないが、ルール違反は事実」としている。水圧検査で過去に不具合が不具合があったことはなかったほか、超音波探査・X線探査で細かな傷まで確認できるため、省略したという。今後、納入先の企業へ説明を行う。
「UOE鋼管」は、西日本製鉄所福山地区でも製造されているが、違反はなかったという。
API規格に対応する日本の規格はJIS規格。JISでは、2回目の水圧検査は義務付けられていない。また、APIも10月の改定で2回目の水圧検査を外すことになるという。
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