短期市場金利、09年まで高止まりする可能性=独連銀総裁

2008年 05月 28日 09:47 JST
 

 [フランクフルト 27日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのウェーバー・ドイツ連銀総裁は、短期金融市場金利は2009年まで高止まりする可能性がある、との見方を示した。

 総裁はロイターとのインタビューで、長めのターム金利の高水準のスプレッドは、欧州中央銀行(ECB)が予想していたよりも長期間続く可能性がある、と述べた。

 とりわけ、3カ月物EURIBOR(欧州銀行間取引金利)と同期間の担保付貸出金利のスプレッドは、比較的高水準にとどまっている。

 総裁は「スプレッドが07年夏前の水準にすぐに戻るとは思わない」との見方を示し「カウンターパーティーリスクが高いことや、銀行の長期的な流動性計画をめぐる状況がかなり不透明なことから、無担保銀行間取引金利のスプレッドが高水準にある。これは市場の特徴のひとつだ」と指摘した。

 3カ月物EURIBORと、ユーロ圏の担保付貸出金利の指標となるEUREPOのスプレッドは、短期金融市場金利が7年ぶり高水準をつけていた12月中旬の95ベーシスポイント(bp)は下回っているものの、依然80bp近辺で推移している。

 総裁は「悪いニュースがなく市場がかなり落ち着いたとしても驚かない。これによりスプレッドは緩やかに縮小していくが、そのペースは従来予想されていたよりも遅くなるだろう。ただし大幅な市場調整の終わりについて議論するのは時期尚早だ」と述べた。

 為替については7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)が声明で示した方針を堅持しているとし、為替レートが秩序のある動きをし、過度で急な動きとならないことが重要だと述べた。

 「為替市場の無秩序な動きを歓迎せず、ボラティリティーの高い状況は非建設的だとわれわれが考えていることを市場は理解している。ここ数カ月の状況はそれを示している」と語った。

 
 
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