米サブプライム住宅ローン延滞率、09年も上昇の可能性

2008年 06月 13日 07:07 JST
 

 [コーラル・ゲイブルス(米フロリダ州) 12日 ロイター] 全米リアルター協会(NAR)の首席エコノミスト、ローレンス・ユン氏は12日、国内サブプライム(信用度の低い借り手向け)住宅ローンの延滞率が2009年に入っても上昇する可能性があるとの見方を示す一方、延滞がピークに達しつつあることを示す兆しがあると述べた。

 ユン氏は現在の市場について発表し「サブプライム住宅ローンの延滞率は年内も引き続き上昇し、恐らく来年の第1・四半期も続く」との見通しを示した。

 サブプライム住宅ローンの延滞率は20%近辺で推移している。

 同氏は講演後「(延滞率が)25%近くに達しても驚かない」としたうえで「上昇ペースは鈍化する」と述べ、鈍化の度合いは住宅価格次第との見方を示した。

 同氏は延滞がピークに近づいていることを示す兆しとして、変動金利型ローンの減少と連邦住宅局(FHA)の保証付融資の増加を挙げた。

 また、自己資本上乗せ基準の引き下げにより連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)の買取り・保証が認められたジャンボ・コンフォーミングローンの金利状況が改善していると話した。

 ただ、悲観的な心理が影響し「購買力のある多くの人が様子見から購入を控えている」という。

 同氏によると、歴史的に1%程度の全米の延滞率は現在2%近辺で推移している。

 
 
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