ドル高/原油安で株先買いに弾み、注目集まるサウジの増産姿勢

2008年 06月 16日 14:56 JST
 

 [東京 16日 ロイター] 主要8カ国(G8)財務相会合ではドル安阻止の協調行動は打ち出されなかったものの、米国のドル防衛姿勢に対して表立った批判が出なかったため、ドルが堅調に推移。加えて、米原油先物がサウジアラビアの増産報道で下落するなど、週明けの市場はとりあえずドル高/原油安で動いているため、日経平均も一時400円近く上昇した。

 海外勢の間では、産油国と消費国の緊急会合でどのような合意があるのか、注目度が上がっている。ドル、原油相場が落ち着けば、日経平均は6日に付けた戻り高値の1万4600円を意識した展開になる、との声も出ている。

 <短期筋がドル買い>

 為替市場ではドル/円が一時108.41円まで上昇。前週末海外でつけた4カ月ぶり高値の108.43円に接近した。G8財務相会合は「米当局のドル高姿勢に批判があったわけではなかったことが、ドルにポジティブ」(外銀)として、短期筋がドルを買い進めた。

 「米国の政策はドル安一辺倒でないとの見方を確認できただけ。G8(財務相会合)自体はドル高要因でもドル安要因でもない」(三菱東京UFJ銀行・市場業務部為替グループ調査役の高見和行氏)との受け止め方もあった。

 G8財務相会合が終わったことで、今後、再び米金利や金利見通し主導の展開に移っていく、との声が出ている。JPモルガン・チェース銀行では、「24─25日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明で米連邦準備理事会(FRB)のリスクバイアスが従来の景気下振れリスクからインフレの上振れリスクにシフトしていることが確認される可能性があり、目先はFRBの利上げ期待を背景にドルが堅調に推移する流れが続く可能性が高い」と予想している。

 <サウジの増産量がカギ>

 さらに22日にサウジアラビアで行われる産油国と消費国の緊急会合への関心も高まってきた。  続く...

 
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