JALがバイオ燃料で試験飛行、ボーイングと08年度中に

2008年 06月 23日 17:43 JST
 

 [東京 23日 ロイター] JAL(9205.T: 株価, ニュース, レポート)は23日、米ボーイング(BA.N: 株価, 企業情報, レポート)と共同で、バイオ燃料を使った試験飛行を2009年3月期中に実施すると発表した。代替燃料の開発を促し、原油価格の上昇や環境問題に対応する。

 JALは、ボーイングが取り組むバイオ燃料開発プロジェクトに参画する。食料不足につながるおそれのあるとうもろこしや大豆ではなく、藻類など非食用の植物から作った燃料を利用する。ボーイング747型機の4基のエンジンのうち、3基は従来のジェット燃料を使い、残りの1基だけジェット燃料にバイオ燃料を混ぜたもので飛行する。試験は客を乗せず、国内線で1時間程度を想定している。

 バイオ燃料の開発を公にしている航空機メーカーは、現在のところボーイングのみ。今年2月に英ヴァージン・アトランティックがプロジェクトに参画し、世界で初めて試験飛行したほか、ニュージーランド航空と米コンチネンタル航空が試験飛行の実施を決めている。

 航空燃料は零下40度でも凍結しないなどの厳しい使用条件に耐えなければならないが、ボーイングのバイオ燃料は技術的な問題はほぼ解決済みで、あとは十分な量を確保できるかどうかだという。

 会見したJALの西松遙社長は「緒についたばかりだが、実用化はそんなに遠い話ではないだろう。化石燃料に頼ってしまうと、持続可能という観点から問題が大きいので、期待している」と語った。

 
 
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