日経平均続落、引けにかけては国内長期資金の買い

2008年 06月 25日 15:44 JST
 

 [東京 25日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は5日続落となった。米連邦公開市場委員会(FOMC)後の声明文待ちで手控えムードが強まり軟調な展開だったが、大引けにかけては下げ渋った。

 「ホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)やキヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)、三菱商事(8058.T: 株価, ニュース, レポート)などコア銘柄に国内の長期運用資金とみられるバスケット買いが断続的に入った。先物市場では売りで仕掛け切れず、いったん買い戻しを余儀なくされている」(大手証券)という。

 東証1部の売買代金は2兆1671億円。東証1部の騰落数は、値上がり871銘柄に対し値下がり760銘柄、変わらずが88銘柄だった。

 海外投資家が手控える一方、年金などの国内長期資金には下値での買い余力があるが、個人投資家は厳しい状況だという。「信用不安が後退したときに市場に参入した個人投資家が、今回の下落局面で売れずに身動きがとれないようだ。1万3500円を割り込むようなことになれば、個人の投げ売りが加速するかもしれない」(国内証券)と警戒する声が出ている。

 東洋証券ディーリング部シニア・ストラテジスト 児玉克彦氏は、3月に米ダウが年初来安値をつけた場面で、日経平均が1万2500円台まで下落した経緯をあげ、「米株が3月以来の低水準となっている今局面で再び1万2500円水準に下がるとは想定できないが、これまで日本株のパフォーマンスが相対的に良かった分、反動安となる可能性もある」と述べた。

  個別銘柄では、ソニー6758やトヨタ自動車7203などの輸出株をはじめ新日本製鉄5401、住友金属鉱山5713などが下落した。みずほフィナンシャルグループ8411などの大手銀行株も総じてさえない。

 国内資金の流入が観測されたホンダ(7267.T: 株価, ニュース, レポート)や三菱商事(8058.T: 株価, ニュース, レポート)がしっかり。KDDI9433は後場、上値を伸ばした。25日に携帯・固定電話間の国内通話を24時間無料にするサービスを8月1日に開始すると発表。ディフェンシブ系内需銘柄への資金シフトもあり買われた。JR東海9022が年初来高値を更新した、JR東日本9020、JR西日本9021などJR3社がいずれも高い。原油高の影響などで、夏の旅行シーズンで自動車や航空機から鉄道へのシフトが進むとの見方が出たという。

 材料株のジーエス・ユアサ コーポレーション6674は後場、切り返した。国際帝石1605は原油価格の高止まりを背景に、引き続き小じっかり。自動車用ガラスを10%程度値上げする方向で完成車メーカーと交渉に入ったと報道された旭硝子5201は、収益改善期待から買われた。

 (ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子者)

 
 
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