内閣改造は「白紙」、年内総選挙の可能性否定=中川元幹事長

2008年 06月 30日 15:44 JST
 

 [東京 30日 ロイター] 自民党の中川秀直元幹事長は30日、都内で講演し「内閣改造は、総理(福田康夫首相)が白紙と言っている以上、白紙だろう」と述べた。また、来年の衆議院議員の任期満了まで福田内閣で政権運営を進めることを基本に考えると述べ、年内の衆院解散・総選挙の可能性を否定した。

 中川氏は「今夏の政治の焦点は何かと言えば、来年度予算だ」と述べ、福田首相が政治決断した道路特定財源の一般財源化に向けた使途の議論が焦点になるとした。

 そのうえで衆院解散・総選挙の時期に関して「日本も(衆議院議員の)4年間の任期はしっかりやらせるという考え方が出てきてもよい」として任期満了説を展開した。

 さらに福田政権は小泉政権の「小さな政府」路線を踏襲しており、「そこに正当性がある。その路線を変えるなら民意を問うべきかもしれないが、変えないのだから(民意を問う必要はない)」とも語り、「来年の任期満了まで基本的には福田内閣できっちりやる、そして任期と共に民意を問うという形でよいのだと思う」と述べ、早期解散・総選挙を否定した。

 一方、『官僚国家の崩壊』を出版し総理・総裁に意欲とも伝えられるが、自らが自民党総裁に立候補する考えについては「ポスト福田は、私の頭のなかでは福田であり、それ以外にいないとの思いで一生懸命支えている」とし、「今、私自身がどうするこうするとは考えもしない」と述べ否定した。

 さらに、この15年間で10人の首相が誕生し小泉首相の5年間を除くと「9人で9年半。そんなことで、きびしい世界のなかで日本国民のために利益となる政策運営ができるのだろうか」と指摘。内閣支持率は20%前後で低空飛行が続くが「福田さんは(首相に就いて)まだ1年も経てない」と弁護した。

 (ロイター日本語ニュース 吉川 裕子記者)

 
 
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