オバマ氏、イラク撤退見直しを示唆する発言で波紋
[ファーゴ(米ノースダコタ州) 3日 ロイター] 米大統領選挙で民主党候補に確定しているオバマ氏は3日、イラク駐留米軍の撤退政策に関して「細かな面で調整」する可能性があると表明した。
しかし、その後の2度目の記者会見では自身のスタンスは1年以上変わっていないと強調するなど、発言に矛盾が見られたため波紋が広がっている。
同氏は1度目の記者会見で、選挙公約に掲げている16カ月以内の段階的イラク駐留米軍撤退に関して、今夏に予定しているイラク訪問の後、「細かな面で調整する可能性がある」と発言。政策見直しの可能性を示唆したと受け止められたことから、当地で2度目の記者会見を開くことを余儀なくされた。
2度目の記者会見で同氏は「私はこのイラク戦争を終結させようと思っている。私の大統領としての最初の仕事は、統合参謀本部を招集し、彼らにイラク戦争終結という新しいミッションを与えることだ」と発言。しかし一方で「もし現場の状況を考慮しなかったら、私は無能な最高司令官ということになる」とも述べた。
同氏は早い段階からイラク戦争に反対しており、今回の大統領選でもイラク戦争を政策論争の中心に据えてきた。同氏は長期にわたる米軍のイラク駐留には反対する一方、いかなる撤退も安全で秩序あるものでなければならないとの見方を示した。
1度目の記者会見で同氏は「これまでいつも、現場の指揮官たちの意見に耳を傾けると発言してきた。撤退のペースは、米軍の安全と(イラクの)安定維持を第一に考えて決定される」と発言。また「このスタンスは変わっていない。現場の指揮官と会う機会を持てば、より多くの情報を得て、私の政策を細かい点で磨いていくことができる」と述べた。
オバマ氏はこの夏、イラクとアフガニスタンの訪問を予定している。同氏のイラク訪問はこれで2度目。
一方、共和党候補に確定しているマケイン氏は、現在の米国のイラク政策を支持しており、11月の本選挙に向けて、このイラク問題が論争の中心になることは間違いないとみられている。
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