今日の株式見通し=米GSE救済策は一定の評価、金融決算控え様子見ムード

2008年 07月 14日 08:26 JST
 

 [東京 14日 ロイター] 市場関係者によると、きょうの東京市場で日経平均はもみあいとなりそうだ。米財務省と連邦準備理事会(FRB)は13日、連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)(FNM.N: 株価, 企業情報, レポート)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)(FRE.N: 株価, 企業情報, レポート)の政府系住宅金融機関(GSE)に対し、必要に応じ融資及び出資を行う用意があることを表明した。

 きょうの国内株式市場では、この表明に対し、一定の評価を下す反応が出てくるとみられている。ただ、米大手金融機関の決算発表を前に様子見ムードが支配的。大幅な買い戻しよりももみ合いの展開を予想する声が多い。

 支援表明を受けて若干ドル高になるなど、市場は一定の評価はしているようだ。ただ、「今週後半には米大手金融機関の決算発表が予定されている。様子見姿勢が強いな中、売り方と買い方とも動きづらく、どちらかに振れた方に大きく傾く可能性がある」(コスモ証券エクイティ部副部長 清水三津雄氏)との声が出ている。

 日経平均の予想レンジは、1万2900円─1万3200円。 

 米株価指数先物と米ドルは13日、米政府系住宅金融機関(GSE)に関する米財務省と米連邦準備理事会(FRB)の声明を受けて上昇した。もっとも国内株式市場では週末に支援策表明があることをある程度、織り込んでいたという。

 新光証券・投資情報部次長の三浦豊氏は、サブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅融資)問題を受けて、モノライン(金融保証会社)からベアー・スターンズBSC.N、政府系住宅金融機関まで救済策が及んだが、市場はこれで終わったとはみていないと指摘。「さらに投資銀行のどこかに救済が必要となるのか、不透明感が強まっている」(三浦氏)という。 

 国内材料に乏しく、国内株式市場は引き続き外部要因の影響を受けやすい。物色の柱もない中で、短期的な資金の動きに振らされる展開となりそうだ。

 (ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子記者)

 
 

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