午前の日経平均は続伸、買い戻し一巡後は上値重く

2008年 07月 17日 11:59 JST
 

 [東京 17日 ロイター] 午前の東京株式市場で日経平均は続伸。米株高や原油価格の下落を好感し、金融や不動産を中心に買い戻しが入った。半面、薄商いが続くなかで先物の伸びが鈍く、買い戻し一巡後は上値が重い。

 市場では「市場環境は好転したが、内外とも実需筋の動きは鈍く買い戻しが中心」(準大手証券トレーダー)との声が出た。

 午前の東証1部の売買代金は8952億円にとどまった。先物への売り圧力が強い半面、「下値では年金とみられる小口の買い注文が幅広く入ってきた」(大手証券)といい、1万2900円台を維持して前引けた。

  業種別では、証券の上昇率がトップで銀行、保険が続いた。不動産もしっかり。一方、石油・石炭や医薬品、電気・ガスはさえない。前場の東証1部騰落数は値上がり1219銘柄に対して値下がり364銘柄、変わらずが124銘柄だった。

 個別銘柄では、みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)や三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)などの銀行株が高い。16日の米国株式市場で金融株が大幅高となったことを好感した。ウェルズ・ファーゴ(WFC.N: 株価, 企業情報, レポート)の底堅い決算で信用不安がいったん後退したという。トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)は5日ぶりに反発。米国株高や105円付近のドル高/円安といった外部環境の好転を受けて値ごろ感から買いが入った。

 7月中に太陽光発電システム事業に参入すると報じられた東芝(6502.T: 株価, ニュース, レポート)や、ブラジルの最大手銀行との業務提携が報道された大和証券グループ本社(8601.T: 株価, ニュース, レポート)なども買われた。

 エーザイ(4523.T: 株価, ニュース, レポート)が軟調。2008年4─6月期の連結経常利益が前年同期比22%減となりそうだとの報道が嫌気された。原油価格の下落を受けて、国際石油開発帝石ホールディングス(1605.T: 株価, ニュース, レポート)は売られた。

 (ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子記者)

 
 
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