来週の外為市場は手掛かり多彩、ドルは売買交錯か
[東京 18日 ロイター] 来週の外為市場では、多くの手掛かりにドルが一進一退を繰り返す展開となりそうだ。主要金融機関の決算発表と株価の反応、23日の米地区連銀経済報告を含む経済指標、1カ月半ぶり安値圏へ下落した米原油先物の動向など手掛かりは多彩。
ユーロ圏や豪州などの経済指標で他通貨に変動があれば、ドルの方向感に影響を与える可能性もある。
予想レンジはドル/円が105.50―107.50円、ユーロ/ドルが1.5750―1.5950ドル。
今週の取引では、米政府系金融機関(GSE)に対する警戒感と政府が打ち出した救済策への期待感などから、ドルが大きな値幅で上下する展開となった。一時大きく売られたドルが週後半にかけて週初の水準へ反発したことで、市場では今後の手掛かり次第でドルが上下動しやすい可能性を指摘する声が出ている。
大きな手掛かり材料となりそうなのは、やはり注目度の高い金融機関の決算発表と株価の反応だ。21日にバンク・オブ・アメリカ(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)、22日にワコビアWB.N、24日にクレディスイス(CSGN.VX: 株価, 企業情報, レポート)が発表の予定。株価の動向がドルや円に影響を与える可能性があるという。
経済指標などでは、21日の第2・四半期豪PPIや6月米景気先行指数(コンファレンス・ボード)、22日の5月住宅価格指数、23日の第2・四半期豪CPI、7月の英金融政策委員会の議事録、24日のニュージーランド中銀政策金利発表、6月英小売売上高、6月米中古住宅販売、25日の第2・四半期英GDP、6月米耐久財受注、6月米新築1戸建て住宅販売などが注目を集めそうだ。
市場では、週後半にかけてドルが最近の高値圏へ上昇したことで「ドルは上値が重くなりやすい」(都銀)一方、ドイツで15日に発表された欧州経済センター(ZEW)の7月独景気期待指数が過去最低を記録したことで、一段のユーロ買いも難しいとする声が出ている。指標などを通じて各国・地域の景況感格差が鮮明になるようなら、為替相場にも方向感が生まれる可能性がある。
17日海外市場で、1カ月半ぶり安値圏となる129ドル台まで下落した原油価格の動向も焦点となる。原油価格の一段の下落はドル買い手掛かりとされるものの、18日夕方の取引では早くも2ドル超の反発を見せるなど、投機資金の動きは引き続き活発。ドル上下の一因となりそうだ。
(ロイター日本語ニュース 基太村真司記者)
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