キヤノンの中間決算は6年ぶり減収減益、円高・米国不振響く

2008年 07月 24日 16:28 JST
 

 [東京 24日 ロイター] キヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)が24日発表した2008年6月中間期の連結決算(米国会計基準)は、営業利益が前年同期比14.9%減の3309億円、売上高が同2.5%減の2兆1134億円だった。

 対米ドルで前年同期比15円の円高になった影響のほか、米国での売り上げが低迷し、2002年6月中間期以来、6年ぶりの減収減益となった。

 円高により売上高で1173億円、営業利益で711億円のマイナス影響があった。ただ、春先に比べ円安傾向にあるため、2008年12月期の通期見通しは、対米ドルの想定為替レートを100円から105円、対ユーロは157円から165円にそれぞれ円安方向に修正した。地域別売上高では、米国を中心とした米州が前年同期比8.8%減となった。

 通期の事業環境について、大澤正宏常務は「先進国を中心に経済の低迷が想定より長引くと考えられる」と述べた。外部環境の悪化には、「コストダウンの推進や新製品の拡販で、売り上げ・利益の拡大を加速させる」(大澤常務)ことで対応する。2008年12月期の営業利益見通しで前年比1.8%増の7700億円とする従来予想を据え置いた。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト18人の予測平均値7438億円を上回った。

 税引き前利益が2.2%増の7850億円、当期利益が2.4%増の5000億円とする従来予想も据え置いたが、売上高は従来予想(4兆5700億円)から200億円増額し、前年比2.4%増の4兆5900億円とした。

 
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