日経平均が反落、スピード調整で下値の「マド」埋める
[東京 25日 ロイター] 午前の東京株式市場では日経平均が反落。下げ幅は200円を超えた。米国市場で金融セクターに対する利食い売りが強まったことから、東京市場でも銀行株を中心に幅広く売りが先行したほか、短期筋による先物売りが相場を圧迫した。
ただ、これまでの上昇ピッチが早かったことからきょうの下げはスピード調整の範囲内との見方が多く、24日の上昇であけた下値の「マド(1万3388円63銭─1万3393円57銭)」を埋めたことで下げ一服になるかどうかに注目が集まっている。
前場の東証1部騰落数は値上がり376銘柄に対して値下がり1247銘柄、変わらずが101銘柄だった。
日経平均は、前日まで3日間でほぼ800円上昇しており、市場にはピッチの早さに対する警戒感もあった。「24日までの銀行株の上昇や国際石油開発帝石ホールディングス(1605.T: 株価, ニュース, レポート)の下げは行き過ぎだ」(投信)との声も上がっており、いったん調整が入ることに驚きはないという。
米国株の下落についても「リスク意識の指標となるドルが比較的落ち着いている」(大手証券)ことから、日米とも戻りトレンドのなかの一服とみられている。
下値メドとしては25日移動平均線(24日終値ベースで1万3343円23銭)を意識する向きが多く、ここまでの下げであればこれまでの上昇の早さに対するスピード調整と整理できるという。実際には、日経平均は25日線まで下がらず、24日の上昇であけた「マド」を埋めるにとどまっており、この付近で下げ止れるかがポイントになるという。
下げ幅の割に現物・先物とも商いは膨らんでおらず、短期筋の小口売りを吸収できずに値幅が出た形。これまで東京市場を押し上げてきた先物も「まだロングポジションが相当残っているはずだ。米国で空売り規制の拡大が検討されており、実現すればインパクトがある。そうは売り込めない」(準大手証券)との声が聞かれた。銀行株についても短期筋の利食い売りや個人投資家の戻り売りが多いとみる声が多い。
決算発表が本格化していることで、個別の業績への関心が強まっている。「このところの運用の流れがセクター主体のトップダウンよりは個別銘柄を拾い上げるボトムアップが主流になっているため、決算発表の重要度が高まっている。決算発表をみながら個別物色する形になるだろう」(投信)との声が聞かれ、前引け後に決算を発表した商船三井(9104.T: 株価, ニュース, レポート)など海運セクターへの市場の反応を見極めたいという。 続く...












