インタビュー:ファミリーマート、09年2月期配当積み増しも選択肢の一つ
[東京 25日 ロイター] ファミリーマート(8028.T: 株価, ニュース, レポート)の上田準二社長は25日、ロイターのインタビューに応じ、2009年2月期の配当について、下期の状況を見つつ、積み増すことも選択肢のひとつと述べた。
09年2月期の業績予想は、第1四半期(3―5月期)発表時に上方修正したものの「保守的」との見方を示した。
同社は、3―5月期決算発表時に09年2月期連結営業利益予想を324億円から345億円(前年比10.5%増)に引き上げた。年間配当は前年比4円増配し64円にする方針だが、業績を上方修正したことで、公約として掲げている連結ベースでの配当性向35%を割り込む見通し。
上田社長は「35%と公言したのだから、それに向けた配慮を、下期に入ってからの動向を見て考えなければならない。配当積み増しも選択肢のひとつ」と述べた。
ただ、配当については「安定的に継続的にきっちりとした配当を出して、株主還元をしていきたい」とし、1年ごとに上下させる方法は好ましくないとの方針を示した。
2009年2月期の業績予想については「保守的だと思う」と述べた。7月の既存店売上高は前年同月比15%程度伸びており、非常に好調に推移している。このうち、タスポ効果は6%程度、コア商品であるお弁当やパスタなどの「中食」が8―9%伸びているという。
ただ、天候要因などで売り上げは左右されるため「10月中旬の中間決算時に下期を見通しても遅くない」と語り、現状で下期の業績予想を据え置いている理由を説明した。
09年2月期は、タスポの押し上げ効果は4―5%あるとみており、タスポ効果がはく落する2010年2月期については「タスポの反動減を相殺するだけ、コア商品の売り上げを上げなければならない」と指摘。たばこ購入のために増えた新規顧客がコア商品の購買客として定着する努力を継続しているとし「今、歯車がうまく回っている。既存店売上高は前年比増は続けられる」との見通しを示した。
(ロイター日本語ニュース 清水 律子記者)
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