焦点:米雇用が7カ月連続減、景気後退の兆し強まる

2008年 08月 4日 11:09 JST
 

 [ワシントン 1日 ロイター] 米労働省が1日発表した7月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が7カ月連続の減少となった。こうしたケースは、第2次大戦以降8回あったが、いずれの場合も景気後退(リセッション)の時期と重なる。

 7月の非農業部門雇用者数は5万1000人減と、予想ほど悪い内容ではなかったが、これまでの雇用統計をみる限り、状況は過去の景気後退時と酷似している。

 ノーザン・トラストのポール・カズリエル経済調査担当ディレクターは「全米経済研究所(NBER)は11月の大統領戦後に、すでに分かっていること、つまり米経済が景気後退局面にあることを宣言するだろう」との見方を示した。

 労働省のキース・ホール労働統計局長は、雇用統計だけで景気後退入りを判断することはできないとしながらも、過去2回の景気後退局面では8カ月連続で雇用が減少したと指摘している。

 問題を複雑にしているのは、雇用統計と他の労働指標に食い違いがみられることだ。

 雇用統計の90分後に米供給管理協会(ISM)が発表した7月の製造業景気指数では、製造業の雇用が昨年10月以来初めて増加に転じたことが明らかになった。

 7月のISM雇用指数は51.9で、前月の43.7から上昇。業況判断の分かれ目となる50を上回った。

 雇用統計では製造業の雇用が7月に3万5000人減少したとなっている。  続く...

 
 
Photo
写真

リスクマネーの動きが活発化しており、コモディティ市場においては需給面よりも金融商品市場としての色濃さが増している。  ブログ