開幕秒読みの北京五輪、北島や野口らに膨らむ連覇期待
[北京 4日 ロイター] 北京五輪があと4日に迫った。日本選手団の中では競泳エースの北島康介、マラソン女王の野口みずき、女子柔道初の3連覇を目指す谷亮子らに連覇の期待が膨らむほか、体操男子団体や今回が公式種目として最後になる野球、ソフトボールなどにもメダル獲得への期待が大きい。
日本との時差が1時間と短いのは欧米勢に比べ有利。ただ環境面での不安は残る。暑さや大気汚染問題、世界大会とは異なる競技日程など外部環境は必ずしも味方ではない。史上最多37個のメダルを獲得したアテネ大会に続く好成績を残すには、開催国としてメダルの量産を狙う中国などの強敵を破る必要がある。
<日本から339人、全世界では1万人が参加>
中国が国の威信をかけて開催する世界最大のスポーツイベント、北京五輪は200を超える国と地域が参加し、約1万500人の選手が参加する過去最大の大会となる。日本オリンピック委員会(JOC)によると、北京五輪に出場する日本代表選手は前回のアテネ五輪の312人を上回り、339人になる見通し。東京五輪を除き最多となる。
日本はアテネで国・地域ランキング5位の金メダル16個、総数では史上最多のメダル37個を獲得したが、北京では苦戦を予想する声も多い。トップ選手が高年齢化しているほか、その半面で若い力が伸び悩んでいるためだ。開催国中国も総力を挙げて選手を育成しており躍進は必至。上村春樹日本代表総監督が目標に掲げる「金は2ケタ、メダル総数30以上」達成には「ベテランの経験」と「まだ見ぬ力の発現」が欠かせない。
<連覇狙うトップ選手達>
連覇を狙う選手が多いのが北京大会の特徴だ。男子平泳ぎでアテネ大会に続き100、200メートルの2種目に出場する北島康介、女子マラソンの野口みずき、女子レスリングでは55キロ級の吉田沙保里と同63キロ級の伊調馨は4年前と比べて力の衰えはみえず連覇の可能性が高いとみられている。女子柔道48キロ級で3連覇を目指す谷亮子も海外での試合実績からみて優勝に最も近い位置にいるとの下馬評だ。
男子ハンマー投げの室伏広治や男子柔道100キロ級の鈴木桂冶(アテネでは100キロ超級)も連覇の実力は残している。女子水泳の柴田亜衣のほか、柔道男子の内柴正人、女子柔道の谷本歩実、上野雅恵、塚田真希も強力なライバルとの戦いを勝ち抜けば連覇が見えてくる。 続く...
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