三菱UFJの4―6月当期利益‐66.1%、与信関係費用増など響く

2008年 08月 5日 17:55 JST
 

 [東京 5日 ロイター] 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T: 株価, ニュース, レポート)が5日発表した2008年4―6月の当期利益は、前年同期比66.1%減の511億円となった。景気悪化で与信関係費用が急増したほか、保有株式の減損処理が響いた。グループの連結業務純益は前年同期比22.6%減の2647億円。

 海外貸出の増加などで資金利益が増加する一方、リテールなどで投信などの販売が振るわず、デリバティブの販売なども不調だった。

 当期利益ベースでは、グループの与信関係費用が前年同期の840億円から1417億円に拡大。景気悪化で中小企業向けを中心とした貸出でコストが上昇した。株式等関係損益も前年同期の417億円の黒字から101億円の赤字に転落。一部の保有株式で減損処理を実施し、287億円の償却費用を計上したのが大きかった。当期利益の通期予想に対する進ちょく率は7.9%となった。 

 2009年3月期の当期利益予想は前年比0.5%増の6400億円で据え置いた。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト13人の予測平均値6533億円を2%下回っている。 

 <証券化商品の残高は3兆4100億円、GSE保証のモーゲージ債残高は3兆1410億円>

 三菱UFJが公表した証券化商品の6月末残高は3兆4100億円となった。含み損は3280億円で評価損益率はマイナス9.6%、3月末比ほぼ横ばいとなった。住宅ローン証券化商品の売却損を中心に160億円の関連損失を計上した。

 米国GSE(政府関連住宅金融機関)関連のエクスポージャーも初めて公表。ファニーメイとフレディマック、ジニーメイが保証するモーゲージ債の6月末保有残高は3兆1410億円、含み損は510億円となった。これとは別に三つの機関に加えて米連邦住宅貸付銀行(フェデラルホームローンバンク)が発行するエージェンシー債の保有残高は2400億円となった。

 
 
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