インフレは今後2年間で目標の2%を下回る見通し=英中銀
[ロンドン 13日 ロイター] イングランド銀行(英中銀)は13日、四半期インフレ報告を発表し、金利が現在の水準を維持すれば、インフレは今後2年間で中銀が目標とする2%を下回るとの見通しを示した。目先の利下げに扉を開く内容、と受け止められている。
インフレ報告では、消費者物価指数(CPI)伸び率は今年5%を若干下回る水準に加速した後は、食品や燃料価格上昇の影響が後退し、経済が停滞状態に入るに伴い大幅に鈍化するとの見方を示した。
同報告では、金利が市場のイールドカーブに沿って動けば、インフレ率は目標の2%をややや下回る水準になる、と予想した。これは、借り入れコストが今後1年、現在の5%付近でほぼ横ばいを維持することを前提としている。また、インフレリスクは上向きとしている。
英インフレ率は7月に4.4%と統計算出を始めて以来の高水準となっており、英中銀は今後数カ月は利下げを控えるとみられていた。
ただ今回、インフレが今後2年間で2%を下回るとの見通しが示されたことで、それよりも早い時期の利下げ実施観測が高まりそうだ。
インフレ報告ではまた、国内総生産(GDP)について「来年あたりまで総じて横ばい」で、2年後までに2.4%前後に急速に回復するとし、5月のインフレ報告よりも慎重な見通しを示した。英中銀は、経済成長に対するリスクは引き続き下向き、との見方を示した。
英中銀は「5月時点のインフレ報告で予想したより、住宅市場は弱くなっており、信用の状況も厳しくなっている」との見方を示した。
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