8月日銀金融経済月報、生産や輸出などの判断を下方修正

2008年 08月 20日 15:13 JST
 

 [東京 20日 ロイター] 日銀は20日に公表した8月金融経済月報で、生産や輸出などの判断を下方修正した。生産の現状は「このところやや弱めの動きとなっている」から「弱めに推移している」に判断を引き下げた。

 先行きについては「当面横ばい圏内で推移するが、その後増加基調に復していく」から「当面弱めに推移する」に下方修正。

 同様に輸出についても、現状を「足元鈍化しつつも増加基調を続けている」から「増勢が鈍化している」、先行きを「海外経済が減速しつつも拡大する下で、増加基調を続けていく」から「海外経済の減速から、ごく緩やかな増加にとどまる」に判断を下方修正した。

 このほか設備投資と雇用者所得の現状判断も下方修正。設備投資は「増勢が鈍化している」から「横ばいとなってきている」に、雇用者所得は「緩やかに増加」から「伸び悩み」にぞれぞれ引き下げた。

 国内民間需要の先行きも「当面やや伸び悩みつつも、その後は次第に底堅さを増していく可能性が高い」から「企業収益が減少を続け、家計の実質所得も弱めに推移するもとで、伸び悩む可能性が高い」に下方修正した。

 こうした判断をもとに、景気の現状について「エネルギー・原材料価格高や輸出の増勢鈍化などを背景に、停滞している」と総括。ただ、先行きについては「当面停滞を続ける可能性が高い」としたものの、国際商品市況高が一服し、海外経済も減速局面を脱するにつれて、次第に緩やかな成長経路に復していく」との見通しを示した。

 (ロイターニュース 志田義寧記者)

 
 
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