午前の日経平均は続落、景況感悪化でレンジ切り下げとの声も
[東京 21日 ロイター] 午前の東京株式市場では日経平均が小幅続落。現物株の商いが薄いなかで短期筋とみられる参加者からの先物売りが強まりいったんは下値を試したが、売り一巡後は買い戻しが入って日経平均も下げ渋った。
原油価格が上昇するなかで商社株や資源関連株が買われる一方、輸出関連株や銀行株には軟調な値動きが目立った。
7月貿易黒字が事前予想を下回ったが直接的な影響は限定的。しかし、市場の景況感はじりじり悪化しており、日経平均のレンジが切り下がってきたとの声も出ている。
前場の東証1部騰落数は値上がり458銘柄に対して値下がり1083銘柄、変わらずが149銘柄だった。
前場の東証1部売買代金は7553億円と閑散。引き続き先物主導の展開になった。小高く寄り付いたあとは先物売りが強まり、日経平均はいったん下値を試した。「前日後場に先物を買った短期筋から手仕舞い売りが出たほか、ニュー・ショートも出ていたようだ」(準大手証券)という。
しかし、売りが一巡すると買い戻しも入って先物の売り買いは交錯、日経平均も下げ渋った。市場では下値のフシとして日経平均の直近安値である7月16日安値(1万2671円34銭)が意識されており、突っ込み警戒感も働いているという。
このところ原油価格の下落が一服しており、きょうの東京市場の取引時間中には米原油先物が116.50ドルを上回ったことから三菱商事(8058.T: 株価, ニュース, レポート)など商社株が買われたことも日経平均を下支えた。
ただ、上値への期待は乏しい。寄り付き前に発表された7月貿易黒字が事前予想を下回ったが、市場の反応は限定的。トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)やソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)は前引け時点では軟調だったが、貿易統計を受けた寄り付きは小じっかりで「貿易統計を材料に輸出関連株が大きく売り込まれることはない」(投信)という。逆にいえば、株価は貿易統計に示されたところまでは世界的な景況感の悪化をすでに織り込んでいるということだ。 続く...















