ソフトボール日本代表、上野の気迫の連投で米国破り悲願の金
[北京 21日 ロイター] 北京五輪ソフトボール日本代表は21日、決勝で強豪米国を3─1で破り、悲願の金メダルを獲得した。エース上野由岐子の気迫の投球に打線が応え、チームが一丸となり初優勝に輝いた。
ソフトボールは2012年のロンドン五輪で正式種目から除外されることが決まっており、日本は過去3連覇の米国を抑え、最後の五輪で有終の美を飾った。
<苦闘の末の金メダル>
豊台ソフトボール球場で行われたこの日の試合は、曇り空の下、午後6時半(日本時間午後7時半)に開始。前日の2試合連続延長戦で合計21イニングを投げ抜いた上野が先発登板し、長打力のある米国打線に対し、コーナーを突く丁寧なピッチングを続けた。
日本は1回裏にいきなり1アウト満塁のピンチを迎えるが、持ち前の堅い守備で得点を与えなかった。3回表には三科真澄の2塁打と俊足狩野亜由美の内野安打で日本が先制点を挙げ、4回表にも山田恵里の本塁打で1点を追加。
雨で試合が一時中断した後の4回裏米国の攻撃で、4番打者クリストル・ブストスに本塁打で1点を返されたものの、7回表に日本がヒットと相手のエラーでさらに1点を追加。会場に詰め掛けた日本応援団の大声援を支えに、上野がコントロールの利いた高速ピッチングを最後まで続け、守りきった。
連投してきた上野は試合後、「マウンドで鳥肌が立った」。前日午前の米国戦では延長9回、午後のオーストラリア戦も延長12回を完投した上野。国内でも3日間で5試合をこなした経験はあるが、五輪のように世界のトッププレーヤーが集まる大会でここまで投げたことはなく「体力的だけでなく精神的にも頭がパンクしそうなくらい疲れた」と語った。
ただ、自身で体力の消耗を考慮し「スピードより回転、切れで勝負しようとした」ことが奏功したほか、「勝ちたい、負けたくないという気持ちの方が疲労感を勝っていた」ことで最後まで投げ続けることができた。「世界一になるとの目標を達成できてうれしい」。 続く...












