米原油先物が5%近く上昇、地政学的緊張やドル安で
[ニューヨーク 21日 ロイター] 21日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)の原油先物相場は、米国と資源大国ロシアとの関係悪化を受け、5%近く上昇した。
原油相場は今週の安値水準から9ドル以上反発。7月中旬以降の20ドル以上の下げに歯止めが掛かった格好となったが、アナリストの間では、今後の相場の方向について見方が交錯している。
NYMEXの原油先物は前日比5.62ドル(4.86%)高のバレル当たり121.18ドルで引けた。上昇率は6月6日以来の大幅なものだった。
リターブッシュ&アソシエーツのリターブッシュ社長は「地政学的な材料主導の反発だ。しかし、相場が底を打ったと判断するのは時期尚早かもしれない。市場の注目点がすぐに需要減退に戻る可能性があるからだ」と述べた。
米原油先物相場は7月11日に147.27ドルの過去最高値を付けた後、世界的なエネルギー需要低迷を背景に下落基調に転じていた。
グルジア紛争をめぐって米ロ関係はすでに緊張していたが、ポーランドが米ミサイル防衛システム(MD)配備協定に調印したことを受け、ロシアは外交以外の手段でも対抗措置を講じると表明、対立がさらに深まった。
また、この日はドル相場が下落したことも原油相場を支援した。
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