定額減税、総合経済対策の項目に入るが規模は示さず=伊吹財務相
[東京 29日 ロイター] 伊吹文明財務相は29日の閣議後会見で、政府・与党が29日に決定する総合経済対策で焦点となっている定額減税の取り扱いについて、対策の項目には含まれるが、対策の規模には入らないと語った。
定額減税をめぐっては、実施を強く主張する公明党と慎重な政府・自民党とのあいだでギリギリの調整が続いていたが、2008年度中に実施する方向で大筋合意した。
伊吹財務相は会見の中で、公明党が主張する定額減税の総合経済対策における取り扱いについて現在、与党間で調整中の段階としながら「今回の対策には含まれるが、対策の規模には含まれないという扱いになる」と述べ、対策のメニューに含まれるが、事業規模などは明示しない考えを示した。その理由について財務相は「規模や方式などを含めて与党間で折衝中だ。仮に実施で合意しても、規模がわからなければ、事業規模に入れない」と語った。
定額減税の内容に関連して伊吹財務相は「いずれ物価が名目賃金の増というかたちで調整されてきた場合、公的介入によって補う必要がなくなる。賃金まで最終的に転嫁されてしまったのに減税を残しておくことは意味がない。ばらまきのそしりを免れない」とし、実施した場合でも条件付きになる可能性を示唆した。
また、対策に伴う2008年度補正予算については「できるだけ、財政規律守りながらやっていくのが私の責務」と語った。
(ロイター日本語ニュース 伊藤 純夫記者)
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