ポスト福田を描ききれず、円キャリー巻き戻しで日本売りは回避
[東京 2日 ロイター] 2日の東京市場は株安/債券高。福田康夫首相の突然の辞任表明で政局の不透明感から株買いが見送られる中、短期筋の売り仕掛けで日経平均は一時300円超の下落となった。
ただ、為替市場では株安を受けて円キャリートレードの巻き戻しが起こり、債券も前日の下落の反動で反発するなど、「日本売り」にはならなかった。
次期首相候補をめぐって先行きの政策シナリオを描く動きが活発化しているが、前倒し観測が強まっている解散・総選挙後に自民党が下野する可能性を市場参加者は意識しており、腰の据わった投資はしにくくなっている。当面、各市場ともに短期売買に振らされる傾向が強まりそうだ。
<株式、薄商いを短期筋に突かれる>
株式市場は午後に入って薄商いの中、急速に値を下げる場面が見られた。日経平均は一時
300円以上下げた。市場では「特別な材料は見当たらない。アクティブ系のファンドから現物売りが出たことをきっかけに短期筋の先物売りが追随したようだ」(外資系証券)との声が出ていた。また、3月月中平均(1万2602円)を下回ったため、「9月中間決算を控え、機関投資家などから先物にヘッジ売りが出やすい」(準大手証券)という。
立花証券執行役員の平野憲一氏は「需給バランスが崩れて攻防線と目されていた1万2750円をあっさり割り込んだことで、先物での仕掛け筋の売りが一気に加速し、他の投資家のロスカット売りを誘った」とみている。
平野氏は「グローベックスの米株先物は依然、しっかりと推移しており、今晩の米株が下落するという警戒感は感じられない。福田首相の辞任については、次期首相に麻生太郎氏が有力との観測が海外投資家にとってはプラス材料として好感され、日本株売りにはならない」と話している。 続く...












