テクモがコーエーと統合協議、スクエニは質問を提示
[東京 4日 ロイター] スクウェア・エニックス(9684.T: 株価, ニュース, レポート)から買収提案を受けていたテクモ9650.Tは4日、スクエニからの買収提案を拒否し、コーエー9654.Tとの経営統合に向けて協議を開始すると発表した。テクモは、スクエニによる買収に比べコーエーとの経営統合がより多くの相乗効果を生じると判断した。拒否の回答を受けたスクエニは、テクモに対して具体的な理由を求める3点の質問項目を送り、今後の対応は回答を得てから決めるとしている。
テクモとコーエーは、プラットフォームの多様化やグローバル化に対応するため経営統合の協議を行う。会見したコーエーの松原健二社長は、欧州市場で強みのあるテクモと、アジアに強いコーエーが補完しあえるとの認識を述べた。テクモの柿原康晴会長兼社長は、スクエニからの提案を検討したが、自社のオンラインゲーム開発が遅れていることなどを説明し、同領域に強みを持つコーエーと組むことで「相乗効果が見込める」と判断したことなどを説明した。
両社はこのほか、有能な従業員や安定した開発環境の確保、両ブランドの維持発展を考えた場合、経営統合することによって一層の飛躍が期待できるとしている。
<コーエーからテクモとの経営統合を提案>
コーエーの松原社長は、スクエニからのテクモへの提案があったのを受けて「検討の候補としてお願いすることにした」と述べ、コーエーからテクモに話を持ちかけたことを明らかにした。「(創業者同士で)家族ぐるみの親交があり、将来の経営像などについても話し合いを持ったと聞いている。そういう中で今回の話し合いが進んだことにもプラスに働いたと思っている」(コーエーの松原社長)という。
統合の具体的なプランは両社が設置する「経営統合委員会」(仮称)で協議する。コーエーの松原社長は統合の条件について「正確に決めていないが、持株会社を設立し、経営統合委員会でどういった株式交換の割合でしていくか、第三者的なバリュエーションをして評価の値を算出したい。現時点でいくらいくらという形での提案はしていない」と述べた。
2カ月をメドに統合プランをまとめる方針としたが、今後のスケジュールは「中身の具体性や事業の生かし方によっては変わる可能性があるが、ある程度の方針は出来るだけ早く決めたい」(コーエーの松原社長)としている。
<スクエニはテクモに質問を送付> 続く...












