石原元政調会長が自民総裁選に出馬表明、「国民と政治にずれ」

2008年 09月 9日 17:32 JST
 

 [東京 9日 ロイター] 石原伸晃元自民政調会長は9日午後、自民党本部で記者会見し、総裁選への立候補を正式に表明。厳しい経済状況の中で政治は政局に明け暮れ、国民とのあいだに大きなずれが生じていると指摘した。

 また、国民の関心がある政策の立案と実現に取り組まなければならないと語った。

 推薦人とともに会見に臨んだ石原氏は、「心の通った改革路線の続投」を掲げ、総裁選の立候補に当たって「一点の私心もない」ことを強調した。

 その上で、「国民はこの経済状況、リストラ、低賃金、原油価格高騰による物価上昇の中で本当に頑張っている」と述べる一方、「政治はこの1年間、政局に明け暮れ、日銀総裁を3週間にわたって空席にさせてしまった」と政治の停滞を批判。

 「国民と政治に大きなずれができてしまった」と指摘し、「これを埋め、国民の関心がある政策を自民党が立案し、実現しなければならないと考えた」と立候補の理由を説明した。

 具体的な経済・財政政策については、「ばらまき的に赤字国債を発行して需要をつくり出すことには反対だ」と述べ、政府が掲げている2011年度の基礎的財政収支(プライマリーバランス)黒字化は「堅持していくべき」と指摘。増大する社会保障費の安定財源確保に向けた消費税率引き上げに関しては「医療、介護、年金で国民が望む高度な水準を満たすには、消費税の増税も将来的には入ってくる」としながらも、「今の経済情勢を考えると、消費税を増税することは絶対にできない」と将来的な課題と位置づけた。

 その間の財源については、行財政改革による無駄の削減とともに「特別会計の中には、準備金の積立金がかなりあり、それを使うことも可能」と、いわゆる「霞ヶ関埋蔵金」の活用も選択肢との認識を示した。

 
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