米AIG、リーマン破たんで多額の評価損計上も=アナリスト

2008年 09月 16日 06:41 JST
 

 [15日 ロイター] アナリストは、米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)(AIG.N: 株価, 企業情報, レポート)について、リーマン・ブラザーズLEH.Nの破たんにより、大規模の評価損計上を余儀なくされるとの見方を示した。仕組み金融商品やクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)に相当の圧力がかかることが理由。

 シティグループのアナリスト、ジョシュア・シャンカー氏はAIGの投資判断を「バイ」から「ホールド」に引き下げた。リーマン資産の投げ売りリスクに伴ないAIGは評価損計上を余儀なくされ、四半期の業績は過去最悪となる可能性があると指摘。「300億ドルの損失を計上する可能性がある」と述べた。

 UBSのアナリストは、第3・四半期にスーパーシニア級のCDSで100億ドル以上、投資ポートフォリオで50億ドルの実現損失をAIGが計上する可能性があるとの見方を示した。

 AIGは2008年第2・四半期まで3四半期連続で赤字を計上し、この間の純損失額は合計で180億ドル超に達した。

 スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は12日、AIGの信用格付けをネガティブウォッチの対象とした。

 UBSのアナリストは、資本を調達しても格下げを免れる可能性は低いとの見方を示した。

 現在の状況を考慮するとAIG株は下落する公算が大きいが、長期的には依然として上昇の可能性があるとし、投資判断は「バイ」で据え置いた。「たとえ信用格付けが引き下げられたとしても、AIGには十分なキャッシュや担保があり、資本を調達しなくても、目先の流動性・資本ニーズを満たすことができる」と述べた。

 AIG株は米株式市場寄り付きで45%急落した。1600GMT時点では64%超安となっている。  続く...

 
 
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