米FOMCが金利据え置き、市場では利下げ求める声

2008年 09月 17日 08:36 JST
 

 [ワシントン 16日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)は16日、連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2.00%に据え置いた。声明では目先の利下げの可能性が低いことが示され、リーマン・ブラザーズ・ホールディングスLEH.Nの破たんなど混乱が続く金融市場からは利下げを求める声が高まった。

 FOMCは全会一致で据え置きを決定した。FF金利は4月以降据え置きが続いている。

 会合後の声明では「成長への下振れリスクとインフレの上振れリスクはいずれも重大な懸念」との認識が示された。最近の市場混乱を受けてFRBが物価圧力に対する懸念を捨て去るとみていた多くの金融市場関係者にはサプライズとなった。

 リーマン・ブラザーズの破たんやバンク・オブ・アメリカ(BAC.N: 株価, 企業情報, レポート)によるメリルリンチMER.N買収、アメリカン・インターナショナル・グループ(AIG)(AIG.N: 株価, 企業情報, レポート)の資本をめぐる問題などを受け、市場では今週に入り利下げ観測も出ていた。

 声明では「金融市場の緊張は大幅に高まり、雇用市場は一段と弱まった」とし「信用状況の縮小や継続中の住宅市場の収縮、および輸出の伸びの幾分の鈍化は、今後数四半期にわたり経済成長を圧迫する可能性が高い」との見通しを示した。

 一方で、これまでの金融緩和による低金利とクレジット市場のひっ迫緩和に向けた対策が、時間とともに緩やかな経済成長を促進するとの見方を示した。

 市場では、キャッシュ不足に悩む金融機関が十分な融資資金を持たない場合に、利下げしても効果はほとんどないとする向きもある。

 最近の金融市場での出来事を受け、金融機関はこれまで以上に貸し出しを控えており、信用収縮が一段と悪化する可能性がある。  続く...

 
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