8月経常黒字は前年比‐52.5%、6カ月連続減

2008年 10月 15日 10:22 JST
 

 [東京 15日 ロイター] 財務省が15日午前8時50分に発表した国際収支状況速報によると、8月の経常黒字は前年比52.5%減少の9888億円となり、6カ月連続の減少となった。

 ロイターが民間調査機関に行った事前調査では、経常黒字の予測中央値は前年比42.3%減少の1兆2000億円だった。

 貿易・サービス収支は3276億円の赤字に転落した。赤字は今年1月(1803億円の赤字)以来。

 このうち、貿易収支は2360億円の赤字となった。赤字転落は2006年1月以来2年7カ月ぶり。赤字額は1985年1月の統計開始以来、最大となった。輸出額は前年比0.9%の増加にとどまる一方、輸入は同20.2%増の6兆9670億円となり、過去2番目の高水準となった。石油、石炭などエネルギー価格の上昇が輸入額を押し上げた。ただ、最近の原油価格の動向をみると、世界景気の不透明感もあり徐々に低下してきているため、財務省では「このような原油価格の動向が反映されれば、輸入の増加が今までのように一本調子にならず、むしろ反転し、輸入額が減少することになる」(財務省)との見通しを示した。

 サービス収支は916億円の赤字(前年同月は1920億円の赤字)となった。

 所得収支の黒字は前年比5.1%減の1兆4038億円となり、2カ月ぶりに減少した。

債券利子の受け取り減などを背景に、証券投資収益の黒字幅が縮小したことが影響した。

 (ロイター日本語ニュース 武田晃子、児玉成夫)

 
 
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