今日の株式見通し=反落、米株の大幅続落受け再び下値を模索
[東京 16日 ロイター] 市場関係者によると、きょうの東京株式市場では日経平均が反落する見通し。15日の米国株式が大幅続落したことを受けて、東京市場でも再び下値を模索する展開が予想されている。
市場の関心は金融問題から実体経済に移っており、米企業決算や経済指標で景気減速感が鮮明となってきたとの見方から「市場は景気の悪化をあらためて織り込みにいく局面にきている」(明和証券シニア・マーケットアナリストの矢野正義氏)という。
15日のシカゴ日経平均先物の終値が8465円と大証終値比で1025円下落しており、きょうの日経平均も同じような水準まで大きく下落する可能性が指摘されている。
日経平均の予想レンジは、8400円─9300円。
15日の米国株式は、ダウ平均とS&Pはともに1日として1987年10月以来の大幅な下落率を記録した。バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が、米経済は、クレジット市場の混乱により「大きな脅威」に直面していると述べたことも懸念をあおった。
一方、米商務省が15日発表した9月の小売売上高は前月比1.2%減少し、3年超ぶりの大幅な落ち込みとなった。経済指標がさえないなか、クレジット市場対策を講じても深刻なリセッション(景気後退)は避けられないとの懸念が広がっている。
大米株は幅下落で終わったのに加えて、足元のグローベックス(シカゴの24時間金融先物取引システム)で米株先物が軟化しており、市場では「小売売上高や米イーベイ(EBAY.O: 株価, 企業情報, レポート)の通年見通し下方修正という材料だけで下げ止まらなくなっているのは気がかり。景気対策催促相場となっているのかもしれない」(明和証券の矢野氏)との声が出ている。
ドル/円為替は1ドル99円台にまで円高に振れており、きょうの国内株式は輸出株を中心にほぼ全面安の展開となりそうだ。新光証券投資情報部次長の三浦豊氏は「寄り付き直後に再び、先物取引でサーキットブレーカーが発動される可能性もある」とみている。
(ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子)
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