フランス大統領、欧州政府系ファンド設立を提唱
[ストラスブール(フランス) 21日 ロイター] フランスのサルコジ大統領は、欧州版政府系ファンド(SWF)設立を提唱した。世界的な金融危機の打撃を受けた企業の株式を取得し、「収奪者」から守るためという。
同大統領はまた、来月開かれる予定の金融危機対応のための主要国首脳会議(サミット)に中国とインドも加えるよう、欧州連合(EU)として働きかけていく意向を示した。
大統領は欧州議会での演説後、記者団に対し「危機の中で、国益と欧州の利益を守ることになる政府系ファンドの有用性を考えないわけにはいかない」と述べた。
その上で、海外の政府系ファンドを脅威とみなす一方で欧州版のファンドを救世主ととらえるのは矛盾しているとの見方に対し、「政府系ファンドが脅威といっているわけではない。自らを守る必要があるということだ」と語った。
大統領によると、政府系ファンドは安く資金を調達し、取得した株式をいずれ売却することで利益を得ることが可能。
欧州委員会のバローゾ委員長は「非常に面白い」アイディアとしながらも、域内各国のなかには相反する考え方があると指摘した。イタリアなどは外国の政府系ファンドによる投資への規制法案を模索する一方、スペインはアラブ諸国のオイルマネーによる投資を積極的に受け入れている。
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