今日の株式見通し=円高嫌気で反落、売り一巡後は戻り試す場面も
[東京 11日 ロイター] 市場関係者によると、きょうの東京株式市場で日経平均は反落する見通し。為替が対ドルで円高に振れており、米株も企業業績見通しの不安が強まり反落したことで売りが先行するとみられている。ただ日本株に底堅さも見え始めていることから、売り一巡後は戻りを試す可能性もあるという。
日経平均の予想レンジは、8800円─9200円。
中国の大型景気対策発表による刺激は欧州株を押し上げたものの、米株市場では途中で息切れ。自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N: 株価, 企業情報, レポート)や金融大手ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)の業績見通しに不安が出ると米ダウはズルズルとマイナス圏に沈んでいった。
バークレイズ・キャピタルのアナリストは、ゴールドマン・サックスの第4・四半期(9―11月)決算が、株式市場の急落により創業以来初の赤字になるとの見通しを示した。
またドイツ銀行はGMの目標株価をゼロに引き下げたほか、複数の証券会社が、GMと同業他社の手元資金が急速に減少していると警告。GMは62年ぶり安値水準をつけた。
為替も対ドルで97円台まで円高が進んでおり、市場では「国内材料に乏しいなかでは外部環境の悪化を嫌気して売りが先行しそうだ」(国内証券投資情報部)との見通しが出ている。
ただ、ヘッジファンドの「45日前解約ルール」にあたる15日が接近しているとはいえ、海外勢の換金売りが一巡し小康状態となっているなかで相場に底堅さも出てきている。「キャッシュが豊富でROE(株主資本収益率)も高い日本企業に対し世界的な見直し機運も出てきている。下値が限定的なら後場以降は戻りを試す可能性も大きい」(国内投信情報担当者)との指摘もあった。
(ロイター日本語ニュース 伊賀 大記記者)
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