円が一時94円台まで急伸:識者はこうみる

2008年 11月 13日 12:46 JST
 

 [東京 13日 ロイター] 正午過ぎのドル/円は、95円後半で取引されている。米財務長官が不良債権の買い取りに消極的な姿勢を示したことをきっかけに、リスク回避の円高が進み、ドルは一時94.53円まで低下した。

 為替市場に関する識者の見方は以下の通り。

●ドル90円割れも、日本は円高容認姿勢を示すべき

 <バークレイズ銀行 チーフストラテジスト 梅本徹氏>

 米当局は時価会計制度の適用を緩和したうえで、住宅ローン関連資産買い取りには消極的な姿勢を示した。また、ノンバンクに対する資本注入の必要性を訴えている。この結果、米国の財政ポジションは一段と悪化するだろう。他方、金融セクターが抱える不良資産が拡大しても、外部から正確に把握できないため、金融セクターまつわる不安感は、当分の間、払しょくされないだろう。

 週末の緊急首脳会合で、日本は円高容認姿勢を明らかにするべきだと考える。このところ円高が進んでいるが、世界中が不安定になっているなかで、ドル買い/円売り介入を実施することは、近隣窮乏政策だといえる。むしろ、これを機会に、内需中心の経済構造にシフトし、円高で輸入を活性化させるべきだろう。

 ドル/円相場は92─97円のレンジを中心に推移すると予想するが、年末までに大きなヘッジファンドの破たん等があれば、90円割れも現実味を帯び、85円を試すこともありうると思っている。

●即効性のある株価対策への期待薄れ、ドルは95円中心に推移  続く...

 
 
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貸し渋り問題に注目が集まって見逃されがちなだが、現在の日本には中小企業へのリスクマネー供給の課題がある。
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