スイス中銀が予想外の100bp利下げ

2008年 11月 20日 23:42 JST
 

 [チューリヒ 20日 ロイター] スイス国立銀行(中央銀行、SNB)は20日、政策金利を100ベーシスポイント(bp)引き下げた。利下げは予想外。

 政策金利であるスイスフランの3カ月物ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の目標レンジを0.50─1.50%とした。

 中銀は、LIBOR水準を目標レンジの中央に誘導するため、短期金融市場への流動性供給を柔軟に行うと指摘。声明で「世界経済の状況は目立って悪化した。スイス国内の経済活動は来年、著しく減速するリスクが高まった」と述べた。

 クレディ・スイス(ロンドン)のエコノミスト、ビオランテ・ディ・カノッサ氏は「11月上旬の利下げはほぼ予想外だったが、(今回の)利下げは本当に予想外だった。12月に追加利下げが行われる確率は高くないと思うが、欧州経済が急激に減速していることを考えると可能性はある」と語った。

 スイス中銀は、インフレリスクの後退に伴い早めの行動が可能となったと指摘。「原材料・石油価格が下落することで、予想よりも早く物価安定が回復するだろう」とした。インフレ率は早ければ年末にも2%を下回る見通しとした。

 
 
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