OPEC、減産討議するが決定はしない=関係者
[ロンドン 26日 ロイター] 石油輸出国機構(OPEC)は今月29日にエジプトのカイロで開催予定の緊急会合で、原油の減産について討議するものの、具体的な決定はしない見通し。関係者が明らかにした。
関係者は、いかなる決定も12月17日にアルジェリアで開かれる定例総会まで持ち越される見込みだが、原油価格のこれ以上の下落を抑制するため、OPECとしては市場に向けて供給が減少する可能性があるとのメッセージを出す必要があるとしている。
OPEC代表団のメンバーは匿名を条件に「OPECが減産をするということを市場に納得してもらわないといけない。ただし、減産の決定はアルジェリアでなされる」と述べた。また「問題は、原油価格が下落を続けていることだ。1バレル=50ドルの水準は安すぎる」とも述べた。
原油価格は7月に過去最高値となる1バレル=147.27ドルを付けたが、その後は世界的な景気低迷を受けた需要の冷え込みにより下落。前週には2005年5月以来の安値となる1バレル=48.25ドルを付けた。
OPECの減産をめぐっては、OPECのヘリル議長(アルジェリア・エネルギー鉱業相)に加え、クウェート、イラン、ベネズエラの関係者が、OPECは今後追加的な減産を決定すると述べている。このうちイランとベネズエラ代表は、追加的な減産はカイロ会合で決定されると述べている。
また、ヘリル議長は24日にアルジェリアで記者団に対し「もし今日OPECの会合が開かれていたら、(日量)100万バレル(の減産)でも不十分だ」と述べ、減産に向けた積極的な姿勢を示していた。
ただ、最大の原油輸出国でOPEC内でも大きな発言力を持つサウジアラビアは、立場を明らかにしていない。
OPECとしては目標価格を設定していないが、多くの加盟国は1バレル=70ドルが産油国、消費国の双方にとり適切な水準だとみている。ヘリル議長も「1バレル=70ドル以下の水準では、多くの新規プロジェクトが中断される恐れがある」と述べている。 続く...












