アジア新興国経済のリスク露呈、ECBに強まる利下げ圧力

2008年 11月 28日 10:55 JST
 

 [ロンドン 27日 ロイター] 中国国家発展改革委員会(NDRC)は27日、中国経済は悪化ピッチが加速し、失業問題や社会不安につながる可能性があると警告した。

 一方、欧州中央銀行(ECB)に対しては、世界的金融危機の影響を抑えるため大幅な利下げを実施するよう求める圧力が強まっている。

 アジア新興国のもう一方の雄であるインドでは、武装グループが商業都市ムンバイのホテルなどを同時攻撃して100人以上が死亡。金融市場が休場した。

 インドでのこうした事件の発生やタイでの騒乱は、世界的危機の打撃を受けている新興国市場にとって新たな脅威となり得る政治リスクを浮き彫りにしている。

 昨年の米住宅市場の崩壊に端を発した金融危機は世界中に波及、いくつかの金融機関が合併や清算を余儀なくされ、日米欧をリセッション(景気後退)またはその瀬戸際に追い込んだ。

 失業率も多くの国で上昇している。世界最大の鉄鋼メーカーであるアルセロールミタル(ISPA.AS: 株価, 企業情報, レポート)(MTP.PA: 株価, 企業情報, レポート)は27日、最大9000人の追加人員削減を行い、年10億ドルのコスト削減を目指すと発表した。

 フランスでは経済危機が雇用に影響を及ぼし、失業者数が10月に200万人を超えた。

  <追加利下げを正当化>   続く...

 
写真
揺らぐ景気回復期待

株価反発を支えてきた景気回復期待が揺らいでいる。雇用統計が予想外の悪化となり、米国消費への不安が強まっているためだ。  記事の全文 | 関連記事 

 
Photo

編集長のおすすめ

  • ニュース
  • 写真
  • ビデオ
写真

サンフランシスコ地区連銀のイエレン総裁は、今後2年間はFF金利がゼロ近辺にとどまる可能性があると指摘した。  ブログ