低金利下では市場機能に様々な問題生じる可能性=日銀総裁
[福岡 1日 ロイター] 白川方明日銀総裁は1日、追加利下げに関する質問に対し「極めて低い金利水準の下では、短期金融市場の円滑な機能の確保という観点から、さまざまな問題が生じる可能性があることには留意が必要」と述べ、引き続き慎重な姿勢を示した。
その上で、先行きの政策運営については「どのような政策対応を行っていくかは、その時々の経済・物価情勢や金融市場動向を十分に点検した上で判断していく」と繰り返した。
白川総裁はこれに先立つ講演で、国内の金融環境について「資金のアベイラビリティを中心に、このところ急速に緩和度合いが後退しており、現在の低金利の効果が実体経済に浸透しなくなるリスクが高まっている」と警戒感を示していた。
<下振れリスク含め、次回会合で点検>
白川総裁は、景気の下振れリスクに関して「先週末に公表された一連のデータは、経済の厳しい現状をあらめて示す内容だった」と指摘。「どの程度の下振れリスクであるかということも含めて、次回の決定会合で丹念に点検したい」と語った。
先行きの金融・経済情勢が一段と悪化した場合の対応については「中銀としてどのような対応をとり得るかについては、常に幅広く検討を行ってきている」と述べるにとどめた。
(ロイターニュース 志田義寧記者)
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