米経済、07年12月から景気後退入り=全米経済研究所が認定

2008年 12月 2日 09:06 JST
 
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 [ワシントン 1日 ロイター] 全米経済研究所(NBER)は1日、米経済が2007年12月から景気後退(リセッション)入りしたと正式発表した。第2次大戦以降最悪のリセッションになる可能性がある。

 NBERの景気循環判定委員会が11月28日に電話会議を行い、2001年11月から始まった景気拡大局面は終了したと判断した。前回の景気拡大局面は01年に終了したもので10年間続いた。

 現在の景気後退局面は来年半ばまで続くと予想されており、大恐慌以降ではすでに過去3番目の長さとなっている。

 NBER委員会のメンバーでハーバード大学教授のジェフリー・フランケル氏はCNBCに対し「道のりは遠い。恐らく深刻で長いリセッションになるだろう。まだ分からないが、戦後最悪のリセッションになる可能性がある」と述べた。

 NBERは、多くの国がリセッション判定の基準としている実質国内総生産(GDP)の2四半期連続減少をリセッションとは定義せず、経済の全体的な活動が数カ月以上落ち込んだ場合をリセッションと認定している。

 現在の景気低迷は、特に今年上期のGDPがプラス成長だったことで判定が困難だったとされる。

 NBERは委員会が07年12月にピークに達した就業者数に注目したと指摘。以来就業者数は毎月減少したほか、GDPや他の経済指標でもリセッショが始まったこと確認されたという。

 NBERは声明で「委員会は08年の経済活動の落ち込みはリセッションの基準に合致したと判断した。四半期の国内生産に関するあいまいな動き以外でもすべての証拠でその結論が確認された」としている。

 フラット大統領報道官は、NBERによるリセッション認定について「現在経済に関して、われわれができる最重要なことは金融・信用市場を正常に戻し、住宅市場を改善することだ」と述べ、引き続き金融危機に対応して行く政策に変更はないとの認識を示した。

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 12月1日、全米経済研究所は米経済が2007年12月から景気後退入りしたと認定。ニューヨークの小売店で11月28日撮影(2008年 ロイター/Brendan McDermid)
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