日経平均は反発し8000円台回復、上値は重く
[東京 3日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は反発。2日の米株高に呼応するように国内株式も上昇した。半面、東証1部の売買代金が1兆3122億円と低調が続き、腰の入った買いが入らなかった。
2日に500円超下落した反動としては反発力に欠け、かろうじて8000円台を回復して大引けとなったものの、終日、上値の重い展開となった。
市場では「下値では年金や個人の押し目買いも継続し、売り込みにくいものの、12日のSQ(特別清算指数)算出までは先物主導で乱高下しやすい状況が続きそうだ」(大手証券エクイティ部)との声が聞かれた。
業種別では、小売やパルプ・紙などが上昇した。バルチック海運指数が2日に700ポイント割れとなったことが嫌気され、海運は下落。自動車もさえない。東証1部の騰落は値上がり1181銘柄に対し値下がり439銘柄、変わらずが93銘柄となった。
足元では、5日の米11月雇用統計など経済指標に注目が集まっている半面、世界的に景気が悪化していることを市場は十分認識しており、個別のファンダメンタルズを相場の理由付けとするのは、やや説得力に欠けるとの指摘が少なくない。一方、市場では「手掛かり材料に乏しいなかで、需給のほかに相場をダイレクトに動かすのはドル/円を中心とする為替」(国内証券)との声が出ている。きょうの日経平均も取引時間中に一時、円高が進み、輸出株などが売られる場面があった。
4日には欧州中銀(ECB)、イングランド銀行(BOE)ともに利下げを行うとみられている。15日、16日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で、米連邦準備理事会(FRB)が利下げを行う可能性も高い。新光証券エクイティ情報部マーケットアナリストの高橋幸男氏は、欧米の利下げを受けて日米欧の金利差が縮小すれば、一段と円高圧力がかかると指摘する。高橋氏は「15日の日銀短観で景況感の大幅な悪化を確認し、同じ時期に発表される米ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)とモルガン・スタンレー(MS.N: 株価, 企業情報, レポート)の決算が予想以上に悪いなどのネガティブ・サプライズが続けば、18日、19日の日銀金融政策決定会合での利下げ機運が高まる可能性もある」と述べた。
UBSはゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)の第4・四半期について、1株当たり損益が5.50ドルの赤字になるとの見通しを示した。またモルガン・スタンレー(MS.N: 株価, 企業情報, レポート)についても、1株当たり1.10ドルの赤字になると予想している。
個別銘柄では、ファーストリテイリング(9983.T: 株価, ニュース, レポート)がストップ高比例配分。2日発表した11月の国内ユニクロ事業の既存店売上高は、前年比32.2%増と、2001年3月以来の高い伸びとなったことで、買いが集中した。 続く...
好決算でも足元の株価は慎重
好決算を株価が織り込むタイミングは、地合いが落ち着いてからとの見方が出ている。 記事の全文














