米週間住宅ローン申請指数が過去最大の上昇

2008年 12月 4日 06:30 JST
 

 [ニューヨーク 3日 ロイター] 米抵当銀行協会(MBA)が3日発表した11月28日までの週の住宅ローン申請指数は過去最大の上昇となった。米連邦準備理事会(FRB)が発表した金融対策を受けて住宅ローン金利が3年超ぶりの水準へ低下したことが背景。

 住宅ローン申請指数(季節調整後、新規購入・借り換えを含む)は、前週比112.1%上昇し857.7となった。これは3月21日までの週に記録した965.9に次ぐ水準。

 FRBは前週、政府系住宅金融機関(GSE)の連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)(FNM.N: 株価, 企業情報, レポート)と連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)(FRE.N: 株価, 企業情報, レポート)、連邦政府抵当金庫(ジニーメイ)が保証する住宅ローン担保証券(MBS)を総額5000億ドルを上限に買い入れると発表した。また、ファニーメイ、フレディマック、および米連邦住宅貸付銀行(FHLB)が発行する債券を、総額1000億ドルを上限に買い入れる計画を明らかにした。

 これを受けて住宅ローン金利は大幅に低下。30年住宅ローン金利(固定、手数料除く)は前週比0.52%ポイント低下し平均5.47%となった。低下幅は1990年の週間統計開始以来最大。

 新規住宅購入のためのローン申請指数は前週比38.0%上昇し361.1。95年2月24日終了週以来の大幅上昇となった。ただ、前年同期の464.3を22.2%下回っている。

 住宅ローン借り換え申請指数は過去最大の203.3%上昇し3802.8となった。前年同期の2761.3を37.7%上回った。

 ワイス・リサーチの不動産アナリスト、マイク・ラーソン氏は「これは明らかにFRBから住宅ローン保有者および住宅購入希望者への一足早いクリスマスプレゼントだ」とコメント。ただMBAのデータがローンの申請数であるとし、審査基準の厳格化を背景に今後多くの申請が却下される可能性を指摘した。

 また、失業率が上昇し経済が弱体化している限り、住宅購入市場への影響はリファイナンス市場よりも一段と抑えられているとの見方を示した。

 MBAの経済予測アソシエイト・バイスプレジデント、オラウィン・ベルツ氏は声明で、政府系住宅金融機関(GSE)が政府管理下に置かれた際に金利が急低下した機会を多くの借り手が逃したと指摘。今回のFRBの対策発表を受けて「様子をうかがっていた人の多くが即決し、金利が再び上昇する前に低金利を活用しようとした」と述べた。

 
 
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