午前の日経平均は続伸、見送りムードで上値重い
[東京 4日 ロイター] 午前の東京株式市場で日経平均は続伸となった。ただ、午前の東証1部の売買代金が5823億円と引き続き低調のなか上値は重く、一時マイナス圏となる場面もあった。
市場関係者の間では「米国株の続伸を受けて国内株も買いが先行したが、米株もある意味、根拠のない上昇だ。市場での不安心理は根強い」(国内投信投資顧問)との声がきかれた。
前場の東証1部騰落数は値上がり838銘柄に対して値下がり722銘柄、変わらずが148銘柄だった。業種別では、石油・石炭やパルプ・紙などの上昇が目立った。不動産、銀行、自動車は売られた。
きょう午前の日経平均は、短期売買が主体で、全体的には見送りムードが市場を支配した。今晩開かれる米上院銀行委員会での自動車ビッグスリーに対する公聴会を待ちたいというのが、その理由のひとつ。ただ、「市場は悪いシナリオを一定度合い織り込んでいるため、よほどのことがないとネガティブ・サプライズにはならないだろう」(外資系投信ファンドマネージャー)との声もある。
住信アセットマネジメント執行役員の三澤淳一氏は、株式市場のセンチメントは、米ビッグスリーの件も含めて、当面、実体経済の悪化織り込みと政策への期待感との間でのせめぎ合いが続くとみる。「下値圏でのもみあいとなり、方向感が出づらい相場」(三澤氏)という。
個別銘柄では、新日本石油(5001.T: 株価, ニュース, レポート)と新日鉱ホールディングス(5016.T: 株価, ニュース, レポート)が買われた。経営統合に関する報道を材料視した。ファーストリテイリング(9983.T: 株価, ニュース, レポート)が大幅高。11月の国内ユニクロ事業における既存店売上高の大幅増を受けて、大和総研がレーティングを引き上げた。
ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)やキヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)などの主力ハイテク株はまちまち。トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)などの自動車株が、総じてさえない。円高基調や米ビッグスリーの公聴会を前に見送られているという。みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)などの大手銀行株も軟調だった。
(ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子記者)
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