10月対米証券投資、買い越し額は過去最大の2863億ドル
[ニューヨーク 15日 ロイター] 米財務省が15日発表した海外投資家による対米証券投資に関する統計によると、信用危機や世界景気低迷が深まる中、10月の買い越し額が過去最大となった。
10月の買い越し額は2863億ドル。同月の貿易赤字額572億ドルを補てんするに十分な額だった。
一方、内訳では長期有価証券(株式スワップ等除く)の買い越しが15億ドルに落ち込んだ。前月は654億ドルの買い越しだった。
アナリストは、長期有価証券が引き続き買い越しとなっていることについて、レパトリエーション(資金の本国還流)が主因と指摘した。米債のレパトリエーションは145億ドル、株式は218億ドル。株式のレパトリエーションの大半は欧州株によるものという。
RBSグローバル・バンキング&マーケッツの首席国際ストラテジスト、アラン・ラスキン氏は「10月のドル高は短期フローを基盤にしており、このフローの一部巻き戻しが最近のドルの弱さの背景となっており、最近の指標はドルのセンチメントをさらに悪化させる」と述べた。
民間投資は2745億ドルの買い越し。前月から買い越し額が増加した。半面、公的機関投資は119億ドルの買い越しと、前月の買い越し額から減少した。
政府機関債は502億2000万ドルの売り越し。前月は61億7000万ドルの買い越しだった。
社債も131億ドルの売り越しで、前月から売り越し額が拡大。 続く...









