10月対米証券投資、買い越し額は過去最大の2863億ドル

2008年 12月 16日 03:37 JST
 
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 [ニューヨーク 15日 ロイター] 米財務省が15日発表した海外投資家による対米証券投資に関する統計によると、信用危機や世界景気低迷が深まる中、10月の買い越し額が過去最大となった。

 10月の買い越し額は2863億ドル。同月の貿易赤字額572億ドルを補てんするに十分な額だった。

 一方、内訳では長期有価証券(株式スワップ等除く)の買い越しが15億ドルに落ち込んだ。前月は654億ドルの買い越しだった。

 アナリストは、長期有価証券が引き続き買い越しとなっていることについて、レパトリエーション(資金の本国還流)が主因と指摘した。米債のレパトリエーションは145億ドル、株式は218億ドル。株式のレパトリエーションの大半は欧州株によるものという。 

 RBSグローバル・バンキング&マーケッツの首席国際ストラテジスト、アラン・ラスキン氏は「10月のドル高は短期フローを基盤にしており、このフローの一部巻き戻しが最近のドルの弱さの背景となっており、最近の指標はドルのセンチメントをさらに悪化させる」と述べた。

 民間投資は2745億ドルの買い越し。前月から買い越し額が増加した。半面、公的機関投資は119億ドルの買い越しと、前月の買い越し額から減少した。

 政府機関債は502億2000万ドルの売り越し。前月は61億7000万ドルの買い越しだった。

 社債も131億ドルの売り越しで、前月から売り越し額が拡大。   続く...

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 12月15日、米財務省が発表した海外投資家による対米証券投資に関する統計によると、10月の買い越し額が過去最大に。写真は9月、ニューヨーク証券取引所前で撮影(2008年 ロイター/Lucas Jackson)
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