パナソニックの三洋電買収が決着、GSが売却に合意
[東京 18日 ロイター] 三洋電機6764.Tの買収を目指しているパナソニック(6752.T: 株価, ニュース, レポート)と、三洋の大株主である米ゴールドマン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)(GS)は、GSが保有する三洋株式を1株131円で売却することで合意した。
複数の関係筋が18日、明らかにした。他の大株主の大和証券SMBCグループと三井住友銀行も同価格での譲渡の方針を固めており、パナソニックは年明けにも、株式公開買い付け(TOB)を実施する。買収価格は5600億円を超える規模になる。
パナソニックと三洋は19日、それぞれ取締役会を開き資本・業務提携を決定。両社は19日に記者会見を行い、パナソニックはTOBを通じた三洋の子会社化を表明し、三洋はこれに賛同する。パナソニックは買収後も当面、三洋の上場と三洋ブランドを維持する方針だ。
金融3社は2006年3月、当時経営危機に陥った三洋電が発行した計3000億円の優先株を引き受けた。同3社の優先株の保有比率は、普通株換算でGSと大和証券SMBCが29.15%ずつ、三井住友銀が11.66%。パナソニックがこれらを買い取ると三洋株の保有比率は69.96%と全体の3分の2を超え、経営支配権を握る。
パナソニックは11月7日に三洋買収の意向を表明。金融3社と株式買い取りに向け交渉に入った。パナソニックは当初、1株120円程度の価格を示したが、GS側は三洋の企業価値に比べ価格が低すぎると強く反発。その後、パナソニックは同価格を130円に引き上げたが、GSはこれも拒否した。ただ、世界的な景気減速で、電機業界の収益性が低下すると判断し、売却を決断したもようだ。
(ロイター日本語ニュース 布施 太郎、江本 恵美、浜田 健太郎)
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