深まる米景気後退、クリスマス気分も盛り上がらず
[ワシントン 23日 ロイター] 23日発表された米国の各経済指標では、ガソリン価格の下落で消費者信頼感指数が若干改善したものの、11月の中古住宅販売戸数が過去最大の減少となるなど、景気後退(リセッション)の加速が示される内容となった。
唯一と言える明るいニュースは、ロイター/ミシガン大学の12月米消費者信頼感指数(確報値)が、エネルギー価格や商品の小売価格下落を受け、前月の55.3から60.1と上昇したこと。ただ報告書では、物価下落を見込んでいる消費者が1960年以降のどの時期よりも多かったとし、デフレ懸念も指摘している。
米商務省が発表した第3・四半期の国内総生産(GDP)確報値は、人や企業が支出を抑える中、年率換算で前期比マイナス0.5%となった。
経済状況は改善するより先に、さらに一段と悪化することが予想される。
IHSグローバル・インサイトのチーフ・エコノミスト、ナリマン・ベラベシュ氏は「大規模な景気刺激策を考慮したとしても、われわれは戦後最悪のリセッションの真っ只中にいる」と述べた。
米国株式市場では23日、ダウ工業株30種が100.28ドル(1.18%)安の8419.49ドルで取引を終えた。
オバマ次期米大統領は、来月に政権の座に着いたら時間を置かず、大規模な財政支出を行うとみられている。バイデン次期米副大統領はこの日、次期政権が打ち出す経済活性化と300万人の雇用創出に向けた大規模な景気刺激策について、議会民主党と合意が近いとの認識を示した。
リッチモンド地区連銀の12月の製造業指数が、前月のマイナス38からマイナス55に悪化したことも暗いニュース。 続く...












