市場修復と需要拡大狙った大型財政出動が必要=IMF
[ワシントン 29日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)は29日に公表した研究論文で、世界経済には金融システムの修復と需要押し上げ双方をターゲットとした大規模な財政出動が必要との認識を示した。
IMFは、現在の金融・経済危機について、あと数四半期続くとの見通しを示し、解決には「金融セクターの救済と需要拡大を狙った大胆な取り組みが必要だ」と指摘。「時間とアクションが肝心だ」と付け加えた。
論文では、各国がコミットすべき財政出動の規模に言及はなかったものの、支出プログラムの構成について提言が示された。
IMFは、公的資金の使い道として、財源確保が困難になり得る既存の政府プログラムや長期的な投資プロジェクトを挙げるとともに、個人向け減税は信用ひっ迫が最も著しい層を対象とすべきとし、失業手当の拡大などの策が有効だと指摘した。
一方、特定のセクターを支援することについては、どの企業が救済されるかをめぐって不透明感が高まる可能性があるとして警戒感を示した。
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