ガザ侵攻で国連学校が被弾、40人以上が死亡

2009年 01月 7日 08:43 JST
 

 [ガザ 6日 ロイター] イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの侵攻で6日、国連が運営する学校が攻撃を受け、40人以上が死亡した。学校には多数の一般市民が避難しており、イスラエルに対しガザへの攻撃停止を呼びかける国際的な圧力が強まりそうだ。

 被弾したのは、ジャバリヤ難民キャンプ内にあるアルファクホラ学校。イスラエル軍はこの学校の内部から砲撃を受けたため反撃したとして、イスラム原理主義組織ハマスが一般市民を「人間の盾」として利用していると非難している。

 情報機関関係者は、2人のイスラム原理主義者がこの攻撃を受けて死亡したと話している。また軍のスポークスマンは、その他の死者数は今のところ把握できていないとしている。

 ガザ駐在の国連関係者によると、この学校には約350人が避難していた。国連は国連関係の施設への攻撃を避けるため、イスラエル側に施設の正確な位置情報を定期的に提供していたとしている。

 付近の路上では、砲弾の破片で負傷した人々が血にまみれて横たわっている状態。目撃者によると、学校のすぐ外に2発の砲弾が着弾。少なくとも42人の一般市民が死亡、その他多数が負傷しているという。

 学校への攻撃を受け、エジプトのムバラク大統領はエジプト訪問中のサルコジ仏大統領と共に記者会見し、イスラエルとパレスチナ側に対し即時停戦を呼びかける声明を発表。エジプトを経由するハマスの武器密輸経路を断ち切るというイスラエルの主張を聞き入れる可能性のある方向での調停も提案した。

 イスラエル、ハマスの双方ともこの呼びかけに対し、今のところ反応は示していない。

 また、これまでイスラエルによる攻撃に関して沈黙を守ってきたオバマ次期米大統領も、一般市民の間に死者が出ていることを「深く憂慮している」と遺憾の意を表明した。

 イスラエルによるガザへの地上部隊による侵攻が始まって4日目。これに先立つ7日間の空爆とあわせ、ガザでの死者数は既に600人を超えたもよう。パレスチナ保健省によると、イスラエルによる攻撃開始以来、少なくとも631人のパレスチナ人の死亡を確認。負傷者数は2700人を超えている。

 
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