日経平均が続伸、輸出株に海外勢の買い

2009年 01月 7日 11:57 JST
 

 [東京 7日 ロイター] 午前の東京株式市場で日経平均は続伸。一時、前営業日比で200円を超す上昇幅となり、9300円台に乗せる場面もあった。取引時間中に為替で1ドル94円付近まで円安が進んだことなどから、輸出関連株の買いが加速したという。

 市場では「海外投資家の買いが増えている」(国内証券)との声が複数聞かれた。 

 業種別では、自動車や電気機器、精密機器など輸出関連の伸びが軒並み大きい。半面、円安でパルプ・紙や電気・ガスなどは下落。小売などの内需もさえない。

 前場の東証1部騰落数は値上がり1109銘柄に対して値下がり485銘柄、変わらずが110銘柄だった。 

 SMBCフレンド証券・投資情報室次長の松野利彦氏は「完全に上放れのパターンとなったことで、楽観論が強くなってきた」と指摘する。「実需勢は慎重だが、急な上昇で、売り方が買い戻しを急ぐ格好で騰勢を強めている」(松野氏)という。

 物色対象としては、ディフェンシブ株からハイテク株などにシフトしているほか、引き続き材料株も注目されている。電気の代表銘柄であるシャープ(6753.T: 株価, ニュース, レポート)、東芝(6502.T: 株価, ニュース, レポート)、パナソニック(6752.T: 株価, ニュース, レポート)などが堅調で、「業績が振るわないにもかかわらず、オバマ政策の連想で買われている」(国内証券)という。

 一方、商品絡みの銘柄も買われ、伊藤忠商事(8001.T: 株価, ニュース, レポート)などの商社株がしっかり。新光証券のエクイティ情報部マーケットアナリスト、高橋幸男氏は「物色の幅が広がっている。リターン・リバーサル的な動きだけではなく、国内外や個人、機関投資家を問わず、リスク・マネーが徐々に入ってきていることを示唆しているのではないか」と述べた。 

 (ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子)

 
 
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