午前の日経平均は大幅続落、一時400円安

2009年 01月 13日 12:43 JST
 

 [東京 13日 ロイター] 午前の東京株式市場で日経平均は大幅続落。一時、前営業日比400円を超える下落となった。米株安に加え円高が進んでいることで輸出企業の業績懸念が強まり、海外勢や短期筋から売りが出た。

 ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)の2009年3月期連結営業損益が1000億円規模の赤字になるとの見通しから、他の主力ハイテク株にも売りが波及している。一方、円高メリット期待から紙パルプや電力が底堅い動きだった。

 前場の東証1部騰落数は値上がり124銘柄に対して値下がり1524銘柄、変わらずが55銘柄だった。

 年初の楽観ムードは消え去り、市場は実体経済の悪化という厳しい現実に再び直面している。前週末に発表された12月米雇用統計は非農業部門雇用者数が52万4000人減と市場予想を若干下回ったが、失業率が7.2%と予想を上回って上昇し、16年ぶり高水準となった。2008年全体では雇用者数が260万人減少し、275万人減を記録した1945年以降で最悪となった。

 年末年始の米国消費は懸念通りさえない結果となったが、雇用悪化による消費減速が一段と進むのではないかと不安視されている。

 米景気の悪化に加え、日本経済にとっては円高も重しだ。長期的に円高は輸出企業の体質強化や輸入条件の改善を通じて日本経済のメリットになるとの見方も多いが、短期的には輸出の減退や為替差損を通じてダメージをもたらす。輸出セクターの比率が大きい日経平均株価にとってはマイナスの寄与度が大きい。

 米議会予算局(CBO)は2009会計年度(08年10月─09年9月)の財政赤字が過去最大の1兆1860億ドルに拡大するとの見通しを示している。GDP(国内総生産)比で8.3%にのぼるが、オバマ氏が就任後に打ち出す予定の景気対策は含まれていない。

 市場では「『双子の赤字』が問題視されたレーガン時代でさえ6%台だった。現在、89円台までドル安/円高が進んでいるが、巨額の米財政赤字に焦点が移ればもう一段の円高になる可能性もある」(三菱UFJ証券・投資情報部長の藤戸則弘氏)と懸念を示す声が出ている。  続く...

 
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